「迷惑メール」という言葉を聞いた事がある方が多いと思いますが、どんなメール?と聞かれるとはっきり答えるのが難しいのではないでしょうか?知っているだけでも被害に遭う確率を減らすことができます。
今回は「迷惑メール」にはどんな種類があるのか確認し、届いたときはどうすればいいかという事を書いていきます。見分け方や設定方法などは触れておりません。変なメールが届いたけどどうしたらいい?という方向けです。
中学生~★★★
大人 ★★★

こなつは迷惑メールって聞いたことある?

聞いたことはあるけど、あまりメールを使わないから詳しくはわからないかな。

今はあまりメールを使わないと思うけど、メールだけじゃなくてほかの方法でも同じような迷惑行為は行われているから、情報として知っていたほうがいいと思うよ。
今回は、「迷惑メール」にはどんな内容のメールがあるか確認していくよ。
この記事を書いた人 taka
女子高校生の娘がいる在宅ワーカー
1995年のWindows95発表以来、暇さえあればインターネットで情報収集をしている。
教育現場でのICT活用に携わった経験をもつ。
迷惑メールってどんなメール?
迷惑メールと聞いて、どんなメールを思い浮かべるでしょうか?
一言でいうと
身に覚えがないのに勝手に送られてくるメール です。
中にはサイトに会員登録した時にメールのお知らせを受けとる事に同意している場合もあります。この場合は厳密には迷惑メールではありませんが、メールの送信が多くて困るという場合は公式サイトから解除することをお勧めします。
迷惑メールと言っても大きく分けて2種類あります。
- 届くだけで害のないメール
- ウィルスを送りつける、個人情報を盗みとるなど害のあるメール
次の章ではどんな種類の迷惑メールがあるのか確認していきましょう。
迷惑メールの種類
迷惑メールには以下のような種類があります。
- 広告・宣伝メール
- 架空請求メール
- 詐欺メール・なりすましメール
- ウィルスメール
- チェーンメール
では、どんな内容のメールなのか解説していきます。
- 広告・宣伝メール
商品やサービスを利用してもらうための宣伝メールです。ただの宣伝の場合もありますが、宣伝と詐欺がセットになっているものもあります。
※削除してしまえばあまり害はありませんが、あまりに多くて困る場合はメールソフトやスマートフォンのブロック機能を使用しましょう。 - 架空請求メール
身に覚えのないサービスの利用代金が請求されるメールです。返信をするとエスカレートし、「今から家に行く」「〇日までに払わないと会社にばらす」などと脅してきます。
※絶対に返信してはいけません。削除してブロックします。 - 詐欺メール・なりすましメール
企業になりすまして、個人情報やクレジットカード情報を盗み取ろうとするメールです。メール本文の中にクリックさせるアドレスが表示されています。
※クリックしてはいけません。もしクリックしてしまっても絶対に情報を入力しないでください。 - ウィルスメール
メールにコンピュータウィルスを添付して送られてきます。ウィルスが添付されている事に気が付かないので、防ぐためにはウィルス対策ソフトが必須です。
※素人が見分けるのは不可能です。ウィルスが入ってから気が付いても、すでに自分が送る側になってしまっています。コンピュータを購入したらセキュリティ・ウィルス対策をしましょう。 - チェーンメール
「このメールを〇人に転送してください」「メールを〇人に回さないと呪いがかかります」「△病院で輸血が必要です。助けるために〇人に転送してください」とメールの転送を促すメールです。
近年ではLINEを通じて転送メッセージが送られてくることもあります。
※中には人助けのように思える内容で送られてくることもありますが、不特定多数に転送を依頼するメールは迷惑メールです。転送しないようにしましょう。
どうして迷惑メールが届くの?
迷惑メールが届く理由の多くは以下の3つに当てはまります。
- インターネット上のサービスに自分のアドレスを公表してしまった
- 推測されやすいアドレスを使用している
- 情報収集目的のサイトに登録してしまった
迷惑メールが届いたらどうすればいい?
- メールを開かない
- メールに記載されているURL(アドレス)をクリックしない
- 返信しない
- メールの入力フォームには入力しない
- わからない時は一人で判断しない
- メールを開かない
迷惑メールの中には開いただけで、ウィルスに感染してしまうものもあります。身に覚えのないメールは開かずに削除しましょう。
迷惑メールか判断に迷うときは・・・一時保管用のフォルダを作成し移動しておきましょう。間違えて開封してしまう事を防ぐことが出来ます。 - メールに記載されているURL(アドレス)をクリックしない
興味本位でURLをクリックするのはやめましょう。クリックしたことで更に迷惑メールが送られてくる可能性があります。 - 返信しない
迷惑メールを送り付けてくる人や団体は返信をしてきた人を狙って架空請求や詐欺行為をしようとしています。身に覚えのないメールには一切返信しないようにしましょう。
また、メールだけでなく電話番号を利用したショートメッセージで送られてくる場合もあります。確実に相手がわかっている場合以外は無視してブロックしましょう。 - 入力フォームに入力しない
金融機関や有名企業になりすまし、暗証番号やクレジットカード番号を盗み取ろうとする例はたくさんあります。
大丈夫だと思っても、メールのリンク先から情報を入力するのはやめましょう。
必要な場合はGoogleやYahoo!などの検索エンジンから企業名を検索し、上位に表示された公式サイトから登録内容の確認や変更をしましょう。 - わからない時は一人で判断しない
わからない時は、周りの人に相談しましょう。小学生、中学生、高校生の場合は自分で解決しようとせず、まわりの大人に相談しましょう。
大人の方も不安な場合は家族や友人に相談しましょう。
Googleの検索エンジンは、ユーザーにとって有益なサイトが上位に表示されるような仕組みになっています。例えばA社で検索した場合はA社の公式サイトが上位に表示されます。
ユーザーの不利益になる詐欺サイトが上位に表示されてしまったらGoogleの信頼性がなくなってしまうので、Googleは世界中のサイトの内容をチェックし、常に最新の状態に保つようにしています。
まとめ
今回は迷惑メールの種類について簡単に解説させていただきました。今後、迷惑メールの見分け方や実際に届いた迷惑メールの例を解説していきたいと思います。

最初のうちは自分では判断できない事も多いと思います。とにかく困ったら一人で悩まずに周りの人に相談しましょう。
こちらの内容は、あまりコンピュータに詳しくない方に向けて、導入になるような記事を掲載しています。
すでに迷惑メールでお困りの方は 一般財団法人日本データ通信協会が運営する迷惑メール相談センターの内容もご確認されることをお勧めします。
コメント